厭世館へようこそ。

ここは厭世館。ぼくのすむところ。

*待つのは苦手

 

 

いま、ぼくの旦那様の帰りを待っています。

 

旦那様は優しくて、

かっこよくて、

頭キレキレで、

ぼくの憧れです。

 

だから、ずっと一緒にいてほしいのです。

 

 

でも、いま、こうしてぼくは帰りを待っている。

 

旦那様、どこにいるの。

 

ぼくを置いて、

 

なにをしているの。

 

 

どこにだって一緒につれて行ってほしい。

 

ジャマなら端っこでおとなしくしてるから。

 

 

 

おいていかないで。

 

 

 

ひとりにしないで。